YASUDA NEWS
海外授業疑似体験プログラム実施!
:学校生活


本校ではこの夏、「海外授業疑似体験」と題した特別プログラムを3日間にわたり実施しました。20代から60代まで、さまざまなバックグラウンドを持つ多国籍の講師陣を迎え、1日6コマすべてを英語で行う集中プログラムです。数学や歴史、文学などの授業を英語で受けることで、生徒たちは幅広い世代や国籍の先生方の多様な英語に触れ、まさに“英語漬け”の時間を体験しました。
参加したのは中学2年生から高校2年生までの希望者です。英検の級を参考にしながら、できるだけ学年やクラスが混ざるようにグループを編成しました。そのため、生徒たちは初対面の仲間と英語でコミュニケーションを取らなければならない環境に置かれ、緊張感の中でも積極的に会話しようとする姿が多く見られました。
また、生徒たちはそれぞれ興味のあるテーマを選び、英語でプレゼンテーションを行いました。発表内容は多彩で、漢字の歴史や日中の漢字の違い、今は使われていないひらがな、航空機のプレミアムシートとエコノミーシートの座席間隔の比較など、個性あふれるテーマが並びました。
中でも印象的だったのは、中学2年生の生徒による「ポケモン」に関するプレゼンテーションです。見学に来ていた講師から「日本の初代ポケモンは赤と緑だけれど、海外版は何か知っていますか?」と質問されると、即座に「赤と青!」と答えることができました。実はその生徒、前日の授業後に別の講師とポケモンの話をしていた際、偶然その話題が出ていたとのこと。英語漬けの環境の中で自然に得た知識が活かされた瞬間でした。
3日間のプログラムを通じて、生徒たちは知識を広げるだけでなく、自分の関心を英語で表現し、互いに学び合う喜びを実感しました。海外に行かずとも「海外の授業」を体験できた今回のプログラムは、生徒たちに大きな自信と刺激を与えるものとなりました。