安田学園中学校高等学校

学校完結型の学習環境


自ら考え学ぶ学習習慣によって、基礎学力を固め、進学力を伸ばす

 自分の発想をグローバル社会に活かせる創造的学力を育て、難関大学進学と社会貢献により自己実現できる人材を世に送り出したい。
 そのベースが、自ら考え学ぶ授業です。楽しく考え学ぶプロセスを経て身につけた知識や考え方は、深い長期記憶として残ります。その経験が多いほど、知識と知識を連携させる活用力が育ちます。

 1年生~5年生2学期までは、自ら考え学ぶ授業を核とした学び力伸長システムにより、基礎学力を固めます。
 5年生3学期~6年生では、進学力伸長システムにより、第一志望大学進学に向けた学習を主体的・意欲的なものにし、自ら考え学ぶ力を、活用力・応用力の伸長につなげ、ハイレベルな進学力を実現します。
 さらに、学習指導検討会を通じた個別サポート、大きく強い志を育てるキャリア教育、たくましい人間力を育むクラブ活動やさまざまな体験学習などを連携させながら、グローバル社会で活躍できる人材を育成します。

自ら考え学ぶ授業

 安田学園の授業では、「教わる時間」よりも「考える時間」を重視しています。教科を問わず、「根拠を追究」し、「なぜ」を考えることを習慣化することにより、将来の最難関大学入試に必要な思考力・表現力が自然と養われていきます。

学習指導検討会

 生徒の学力の特性を教科担当者・学年団で普段の学習状況と試験データを共有して分析しています。このデータを元に、「検討会」を定期的に開き、教科指導、面談指導に活用しています。

中学3年間の週あたりの授業時間数

1年生

2年生

3年生

国語

5

5

5

社会

3

3

4

数学

6

5

5

理科

3

4

4

音楽

1

1

1

美術

1

1

1

保健体育

3

3

3

技術家庭

2

2

1

英語

7

7

7

道徳

1

1

1

特別活動

1

1

1

探究

2

2

2

合計

35

35

35

学び力伸長システム

学ぶ楽しさをつかみ、自分に合った学習法を確立する

 1年生~5年生2学期では、自ら考え学ぶ授業を核とした「学び力伸長システム」により、自学力(=基礎学力・自ら考え学ぶ力)を伸ばします。また、1年生~2年生までを「学び力Ⅰ期」とし、生活習慣や学習習慣の確立を図っていきます。3年生~5年生2学期までを「学び力Ⅱ期」とし、自ら学ぶ力や探究的思考力を育てていきます。

1学期の流れ(Stage Ⅱの例)

独習ウィーク・独習デー(1~5年生)

 年5回の定期試験前の1週間を「独習ウィーク」とし、定期試験に向けた学習計画を立てて、朝と放課後の時間を利用して実行していきます。さらに、年3回の学期末後に「独習デー」を設け、定期試験や到達度テストの結果から自らの弱点克服に向けた学習計画を立てて、実施していきます。

到達度テスト

 定期試験の短期的な知識の習得度を測るだけでなく、中期的な知識の定着度を測るため、基礎部分を網羅的に確認する到達度テストを年2回実施します。生徒一人ひとりの弱点を細かく把握するテストであり、苦手分野を正確に把握するとともに学び直す優先順位を明確にします。試験後にはドリルやWEB上の動画や演習問題を用いて学び直しを可能にします。

チェックテスト・放課後補習(1~5年生)

 日々の授業内容の定着度と学習習慣を確認する「チェックテスト」を朝15分間、英語・数学それぞれ実施します。当日の補習では「なぜ不十分だったのか」を全学年、教員と卒業生のチューターが話を通してともに考え、学習法の改善と習慣化を図ります。

中学集大成テスト

 英・数・国において3年生1学期までに中学内容を修了させ、その後、集大成テストを実施しています。高校内容の学習に必要な基礎学力、自主的学習力を確実にするため、早い段階から中学内容の総復習を計画的に繰り返し行います。

夏期講習・冬期講習

 英・数・国の講習を夏期と冬期で実施しています。長期休暇中に開講することで、それまでに学んだ学習内容を総点検したり、課題をベースに弱点克服を目指し、プラスαの学力を講座で身につけたりします。

進学力伸長システム

自ら考え学ぶ自学力をベースに、
最難関大学入試対応の現役進学力をつける

 5年生3学期~6年生では、進路実現に向けた学習を主体的・意欲的なものにし、活用力・応用力の伸長につなげ、将来の考え学ぶ創造的学力・ハイレベルな進学力を実現します。

放課後進学講座(5年生3学期~6年生2学期)

 5年生3学期から大学入試演習を中心とした講座を放課後に行います。志望大学群別に特化した講座を開設し、第一志望大学の進路実現に向けた進学力を高める演習を行います。授業担当者が講座を担当することにより、各生徒のニーズに合わせた指導が可能になります。

進学合宿(5年生全員・6年生希望者)

 5年生の12月、受験生としての学習の型を身につけることを目標に、生徒各々が第一志望大学合格から逆算して戦略的に学習計画を立て、独習に集中します。独習会場は、終始静粛な緊張感につつまれ、生徒たちは「自分にもここまでできる」という非日常を体験します。この学習体験を原点に、自分の道を自分の力で切り拓く最終学年の受験勉強がスタートします。

 6年生では、2回目の進学合宿(希望者)を行います。これは生徒からの要望があって始まったもので、最後の夏期講習(「夏を制する者は受験を制す」)に向け意識を高めていきます。

高校夏期講習・冬期講習

 5・6年生では、授業の振り返りを中心とした講座を開設し、各自の課題となる弱点を見直し、基礎学力の早期完成を行い、自学力を高めます。特に、6年生では志望校別に開設された講座を受講し、進路希望の実現に必要な教科学力の定着と完成を図ります。

大学入学共通テスト模試演習講座(6年生12月~1月)

 共通テストと同じ形式で問題演習を行います。本番前日まで、本番さながらのテストで今までの学習の総仕上げを行います。徹底的に問題演習を繰り返すことで、必要な実践力を磨き上げることができます。

入試直前演習講座(6年生1月~2月)

 入試前の最も学力が伸びるこの時期に、それぞれの志望コースごとに分かれた入試直前演習講座を実施します。実践的問題から解答力の錬成と基礎学力の最終チェックを行います。また、入試に立ち向かう仲間とともに、連帯感や集中力を高めていきます。