安田学園中学校高等学校

学校概要

校長挨拶

安田学園中学校高等学校
校長 稲村 隆雄

自学創造の実現に向けて

 本校は、1923年(大正12年)に安田財閥を築いた安田善次郎翁の「実業界の有用な中堅人物の育成は、社会発展の基礎である」の理念のもと創立されました。以来、男子校として多くの優秀な卒業生を実業界・スポーツ界といった多くの分野に輩出しました。そして、2010年(平成22年)に今後のグローバル化する社会に対応するため実業科の廃止と男女共学を見据え、新たに教育目的として「国内外の社会で有用となる人材の育成」を掲げました。この目的達成のために、2012年(平成24年)に教育目標「自学創造」(自ら考え学び、創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する)を設定しました。

 このように学園は常に一貫して、その時代・社会に必要な人材の育成を行ってきています。また、創立者安田善次郎翁の人格及び教えに基づき、校訓「誠実・明朗・奉仕」を掲げ、調和の取れた人物を目指しています。

 本年度、創立100周年を迎え教育目標実現のため以下の方針で教育活動を行っていきますので、ご理解ご協力をお願いします。

1. 教育目標実現のための教育観
生徒の自主性と成長の可能性を信頼し、学問(教科)の魅力を熱く語り、人生を豊かにする教養、生きていく勇気、美しいものを求める感性を生徒に育む。

2. 目標とするリーダー像
対話を重視すること、また思考を読み取り、行動変容をもたらそうとするリーダー。(これからのリーダーは、常に周りの人々のことを考えて行動できる人、すなわち対話を重視した信頼関係を構築し、チーム(組織)を支援できる人物です。)

3. 教育活動の重点事項
(1)授業改善…探究を中心とした魅力ある授業の推進とICT活用による「協働的な学び」を促進し、生徒が自主的に学ぶ姿勢の実現
(2)道徳教育…自由と責任の重さを自分で考えて行動する人間の育成
(3)人権教育…いじめを許さない姿勢の徹底と生徒及び教員の人権感覚を高める
(4)不祥事防止…安田学園の一員(生徒・職員)として誇りを持った言動

4. めざす学校像
(1)生徒と教師の相互信頼によって生徒が自立して考え行動する学校
(2)生徒も教職員も挨拶をきちんとする学校
(3)クラブ活動や学校行事が盛んで、感動と笑顔のあふれる学校

*2023年度の取り組み
『Grasp ~夢を掴んで~』の学園スローガンで、夢を叶えるために勉強・クラブ活動および生徒会活動などに誠実に取り組む。